プログラム glogger は、SNMP GETリクエストを使って、ネットワーク上 にある各ホストから情報を集め、観測データとしてファイルへ出力します。 設定ファイルで指定した観測インターバルごとに、各ホストに対して GETリクエストし、反応の早かったホストから順番に受信、出力処理をします。 一つのホストに対して、複数のOIDを一つのパケットでリクエストし、一つの パケットで MIBからの値を受信します。 観測対象のホスト、スイッチなどは、それぞれ SNMPエージェントが動作し、 観測する MIBツリーの OIDを GLogger を動作させるホストから参照できるように しておく必要があります。 SNMPのバージョンは SNMPv1 固定です。
GLogger の設定ファイルを指定します。 設定ファイルが見つからない場合はエラー終了です。設定ファイル の指定が省略された場合は /etc/glogger/glogger.conf を読み込みます。 ファイル名の代わりにハイフン "-" を指定すると、標準入力から設定 ファイルとして読み込みます。
GLogger をデーモン化します。PIDを保存するファイルを指定します。 このオプションが指定されない場合は、呼び出されたシェルからは fork() せず、標準出力に動作ログが表示されます。 glogger コマンド自体で同時起動確認は行ないません。
mmap()関数を使い、-maxsize オプションで指定したファイルサイズの ファイルを確保してから、そのファイルへ出力します。 設定ファイルの path 項(後述)の設定は無視され、出力先は output filename の 1箇所へまとめて出力されるので注意が必要です。 -maxsize オプションを指定していないときは、約 5KB のファイルを確保し、 それに出力して終了します。
output file size の大きさに出力ファイルサイズを制限します。 設定ファイルの maxfilesize よりも優先されます。 このサイズを超えると、新しくファイルを作成し、そのファイルへ出力先を 切り替えて、出力を続けます。 設定ファイルの path 設定のルールで時刻を用いても、その時刻ごとの タイミングではなく、output file size を超えたときのみ、出力先のファイル を切り替えるようになります。 -mmap モードの時は、ここで指定したサイズのファイルが作成されます。
設定ファイルの内容をテキストで標準出力へ出力します。 設定ファイルの記述が間違っていれば、エラーメッセージを出力し、終了 します。設定ファイルを指定する場合は、-config オプションで指定します。